高級時計メーカーとして確たる地位を築いた「オーデマピゲ」
スイスで1875年に創業した「オーデマピゲ」は、「パテックフィリップ」「ヴァシュロン・コンスタンタン」と並ぶ世界三大高級時計メーカーの一つとして知られるブランドです。
創業者は、精度を追求した時計作りと強いアートへの情熱を持ったジュール?ルイ・オーデマとエドワード?オーギュスト・ピゲ。オーデマピゲはこの二人の精神と唯一無二の技術を受け継ぎながら、今日に至るまで世界最高峰の時計を作り続けるマニュファクチュールです。ムーブメントの製作にはじまり、140年もの間家族経営を続けてきた歴史あるオーデマピゲは、まさにスイスを代表する伝統的な高級時計メーカーだと言えるでしょう。
オーデマピゲの代表作「ロイヤルオーク」
1972年、これまでの高級時計製作の常識を覆した「ロイヤルオーク」。八角系のベゼルに8本の六角形ネジが特徴的な、世界初のステンレス製プレステージ・スポーツウォッチです。当時はまだステンレス製の時計は無く、斬新なデザインが人々の注目を集め瞬く間に人気モデルとなりました。ロイヤルオークのデザインは、世界的に有名な時計デザイナー「ジェラルド・ジェンタ」が手がけており、驚くことに一日で考案したと言われています。
1880年には、中間タイムの計測などが行える機能「スプリット・セコンド・クロノグラフ」や、時計が動いている限り表示され続ける「永久カレンダー」を搭載した時計を発表するなど、当時の時計には珍しい独特の機能でファンの心を掴みます。
時計作りの技術とデザインを融合させた「ミレネリー」
1995年に誕生した「ミレネリー」は、ローマの円形競技場にインスピレーションを得てデザインされており、その名の通り過去・現在・未来と、まるで大きな時間の流れを感じさせるようなデザインが特徴です。楕円形のフォルムが美しく、優れた時計作りの技術と優雅なデザインを完璧なバランスで融合させた、まさに芸術品としての品格を兼ね備えた高級時計と言えるでしょう。ミレネリーは、ロイヤルオークに次いでオーデマピゲを代表するシリーズとして期待されています。